戦略的互恵関係 2011:01:25:06:55:07

2011年1月25日

 昨日(1月24日)から、予算国会が始まりました。テレビで国会中継を見ていると、前原外務大臣が「戦略的互恵関係」という言葉を使って中国との関係を言っていました。「戦略的互恵関係」とは、どういう意味だろうという話題になりました。中国の好きな言葉で、なんとなく解るように気はしますが、正確に誰も説明できませんでした。調べてみました。

【 戦略的互恵関係 】

 ◎「戦略的」に妥協を図り、「互恵」が合意成立する範囲から始め、共通する利益だけでなく、もっと広い範囲で両国の利益を考えようという関係。

 ・「戦略的」とは  → ・2国間を超えて強調できる関係。

               ・利害が対立する問題についても長期的、未来志
                向の視点から率直に話し合える関係。

               ・より「長く」「広く」「深く」の意。

 ・「互恵関係」とは → ・WIN-WIN の関係。

 ・共通利益を得られる協力を拡大していく趣旨で、経済から外交分野まで広
  範な連携を含む。

 ・安倍元首相が2006年10月の訪中時に提唱し、日中関係の新たなキーワード
  とすることで中国側と合意した。

 ★中国はすでに米ロと「戦略」という文言を用いた協力関係を掲げている。
  日本にも対象を広げるのは、日中連携が自国の外交戦略に有益との判断。
           (インターネット生きてる時事用語 引用)

 

 インターネット「フリー百科事典 ウキペディア」では、次のように説明しています。

戦略的互恵関係(せんりゃくてきごけいかんけい)
 外務省の説明によると、「日中両国がアジア及び世界に対して厳粛な責任を負うとの認識の下、アジア及び世界に共に貢献する中で、お互い利益を得て共通利益を拡大し、日中関係を発展させること」である。

 具体例として以下の点が『「戦略的互恵関係」の包括的推進に関する日中共同声明』の中で示されている。

1.政治的相互信頼の増進
2.人的、文化的交流の促進及び国民の友好感情の増進
3.互恵協力の強化
4.アジア太平洋への貢献
5.グローバルな課題への貢献



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