ジャパンクライシス(日本の危機・ 経済上の危機・恐慌) 2010:12:26:07:29:08

2010年12月26日

 昨日(12月26日)夕方、TBSの報道特集で、「ジャパンクライシス」(危機・ 経済上の危機・恐慌)と題して「内向きな日本人」についての特集をしていました。非常に元気で外向きな韓国人と元気のない内向きな日本人の対比で番組を構成していました。アメリカへの留学の学生は、ここ何年か日本人は非常に少なくなってきているそうです。反対に韓国人は大変な勢いで増えています。企業の世界的な競争力も韓国が非常な勢いで伸びているそうです。

年末スペシャル「ジャパンクライシス」・・・競争力を失った内向きの国 (2010/12/25 放送)
 日本の国を覆っている空気を直視したとき、「内向き」という言葉が即座に浮かぶ。今年最後の放送では、報道特集スペシャル版「ジャパンクライシス」と題して、日本が国際社会の中でその存在感を急速に失っている現状を伝える。
 日本再生に必要なものは何か。取材からほのかに見えてくるキーワードは、「挑戦」、「好奇心」、「過剰技術」そして「危機感」。何よりもまず、日本の置かれている現状を直視することから再生をめざそう。そんなメッセージを込めた今年最後の放送でした。

 芸術の部門でも同じ傾向が出ていました。30年前、韓国に旅行をしたときガイドの女性が、「娘はウイーンにピアノ留学をしています。私たちは子どもの教育のために一生懸命働いています。」と言っていたのを思い出しました。いつの間にか日本は、「横並び」が良くて、「出る釘は打たれる」という風土を作ってきたきらいがあると思います。やはり最後は【教育】に帰らなくてはならないのではないでしょうか。

 報道特集の中で【米国】 クリーブランド美術館( オハイオ州)の日本・韓国美術部門の責任者として、韓国国立中央博物館などで学芸研究士を務めていた韓国人女性、宣承慧さん(39)が採用されました。
 宣さんは東大大学院で日本美術史を研究し、米ハーバード大の招待フェローや東京国立博物館の招待研究員も務めたことがあります。

  宣さんは、「日本人は親切で優しいし、研究も良くします。もっと外へ目を向けるべきではないでしょうか。元来、日本人の大好きな七福神の6人は渡来した神様です。その神様を信仰している日本人は外の国へもっと出ていくべきです。」と言っていたのが印象的でした。

七福神
 布袋七福神(しちふくじん)とは、福をもたらすとして日本で信仰されている七柱の神である。

恵比寿
 古くは「大漁追福」の漁業の神であり時代と共に福の神として「商売繁盛」や「五穀豊穣」をもたらす、商業や農業の神となった。(唯一の日本人とされている)

大黒天
 インドのヒンドゥー教のシヴァ神と日本古来の大国主命の習合。大黒柱と現されるように食物・財福を司る神となった。

毘沙門天
 元はインドのヒンドゥー教のクベーラ神で、これが仏教の神のヴァイシュラヴァナ(多聞天)になり日本では毘沙門天と呼ばれる。

弁才天 (弁財天)
 七福神の中の紅一点で元はインドのヒンドゥー教の女神であるサラスヴァティー神。七福神の一柱としては「弁財天」と表記されることが多い。

福禄寿
道教の宋の道士または、道教の神で南極星の化身の老子である寿老人の別名または同一神とされる。

寿老人
 道教の神で南極星の化身の老子。

布袋
 唐の末期の明州(現在の中国浙江省寧波市)に実在したといわれる仏教の僧。

神仏習合
 インドのヒンドゥー教(大黒・毘沙門・弁才)、中国の仏教(布袋)、道教(福禄寿・寿老人)、日本の土着信仰(恵比寿・大国主)が入り混じって形成された、神仏習合からなる、いかにも日本的な信仰対象である。室町時代末期頃から信仰されていると言われている。

               (フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』引用)

 

 



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