視察 長崎市 2010:10:22:08:05:10
2日間ブログが更新できませんでした。10月19日から21日まで長崎市・熊本市に議員4人で視察に行きました。
長崎市
1、長崎市原爆資料館で「長崎平和宣言」についてお話を聞きました。
長崎市では平和宣言文起草委員会を組織し宣言文の文案を起草しておられます。
組織
委員会は委員長及び委員20人以内で組織する
委員長 市長
委員 学識経験を有する者
関係団体の役員
その他市長が適当と認める者
以上を市長が委嘱する。任期は1年、再任は妨げない。
例年5月に第1回委員会を招集し3回程度の委員会で文案を起草する。
・会議では被爆者代表の体験を入れること。
・その年の平和に関する話題を盛り込むこと。
・市長の想いを盛り込む
等を審議し文案が起草されます。被爆者代表の体験を入れることと、平和に関する話題を入れることは早くまとまるそうですが、市長の想いを入れることが大変難しくなるそうです。どうしても市長の想い(性格)とは違いきつい文章になってしまうそうです。この話を聞いた後,担当職員さんが「今年の広島市の宣言文はえらいぶれていましたがどうされたんですか」と言う質問と、子どもの「平和への誓い」の中で「次は、ぼくたちの番です」という表現は素晴らしかったと言う評価をいただきました。広島市の平和宣言は市長の想いを職員が起草し次は、ぼくたちの番ですています。その年その年の宣言は市長の考えているそのものが表されています。
2、折り鶴について
長崎市では原爆資料館を中心に展示し約1年くらいを目途に一部リサイクル紙にし、後は焼却処分しています。広島市も元はそのようにしていました。秋葉市長の折り鶴保存方針で何万トンの折鶴が保存されています。
3、斜面移送システム整備事業について
長崎市は地形的特性から市街地の約7割は斜面市街地となっています。この地域の道路は概ね幅員1mから2m程度の階段道路網を形成しており、現状では家屋の密集による用地買収の困難、勾配上の問題により生活道路としての車道の整備はなかなか進んでいない状況です。
そこで、斜面移送システム整備事業は、既存の道路整備とは異なり新たな観点から、低廉・簡便な交通手段として、主として高齢者を中心とした交通弱者が斜面道路を安全かつ快適に移動できる機器の研究・開発を目的として、長崎市と民間企業共同で平成11年度より構想を進め、現在市内5箇所(うち市道階段部に3箇所)に設置している事業です。
【特 徴】
・懸垂型
・定員2名
・15m/分
・車椅子搭載可能(折りたたんだ状態)
我々合併町村出身議員にとっては非常に参考になる施設でした。
熊本市については後日掲載します。
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