AFS 2010:10:10:07:12:13
市長さんは、今日からアルゼンチン・ブエノスアイレスにAFSの「インターナショナル・ピース・フォーラム」に出張です。色々と思いを書きましたが若者が海外へ留学することは、島国日本にとってとっても大事なことと思います。先日ノーベル化学賞の有機化合物の革新的な合成法を開発した鈴木章・北海道大名誉教授(80)、根岸英一・米パデュー大特別教授(75)が受賞しました。その中でアメリカ在住の鈴木章氏が談話で、日本の若者に海外で研究・就学・生活をしてグローバルな視点を持って欲しいと話しておられました。海外の中国・インド・韓国では、海外留学をする若者が大変多くなってきていると言われています。一方日本では、留学希望の若者が一時期より半減しています。特に男女で言うと4人に3人は女性となっています。「国内学歴の男性・実力の女性」となっている傾向が一層強くなってきているようです。私の娘もAFSで試験を受け、アメリカ短期留学・デンマーク1年留学をしました。帰って来て変わったことは、何事もはっきり物を言い出したことです。それは良いことですが、親にとって困ったなーと思ったこともありました?しかし、現在は自立して生きています。AFSについて掲載しておきます。
AFSとは?
AFSは、高校生の交換留学を主な活動としている民間国際教育交流団体で、特定の政治・宗教に偏らない非営利組織です。国際本部をニューヨークに置き、世界中で活動する数多くのボランティアの支援のもとで、異文化教育交流を行っています。現在、AFSの加盟国は50か国以上、交流国は約80か国に及びます。
今、世界は紛争が絶えず、平和な状態とはいえません。世界中には色々な価値観が存在しています。このような世界で、平和と相互理解を推進するために行動を起こしていけるような地球市民を育てることが平和への近道だとAFSは考えています。
そのためにAFSは、地球上の多くの人々に異なる文化と接する機会を提供し、人種・性・言語・宗教・社会的地位の違いにかかわりなく、基本的人権と自由が広く世界で尊重されるよう、自らの交流活動を通じて実践します。
AFSは、すべての個人、すべての国と文化にそれぞれの尊厳と価値があると考え、人間の尊厳、差異の尊重、調和、感受性、寛容の精神を基本的価値観において活動しています。
日本の中でもAFSを使って留学経験をして活躍している人は沢山います。元官房長官の塩崎恭久、元外相の川口順子、元財務官の榊原英資、ミュージシャンの竹内まりや、など数え上げたらキリが無いほど沢山居ます。戦後日本の発展を陰で支えてきた国際派日本人の多くはAFS留学経験者であると言われています。
グローバル経済化が進み、厳しい国際競争を生き抜いていくため、世界各国は若い人材の育成にしのぎを削っています。ところが日本では、すべてが内向きの教育制度の下、優秀な高校生ほど、足を引っ張られ、海外で勉強する機会が与えられなくなっている現状です。これでは日本は今後、国際社会の中で確実に衰退していくだろうと言われています。考えさせられます。「どげんかしなくちゃ」
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