オリンピック基本計画(案) 質疑 2010:10:08:06:19:49

2010年10月 8日

 本日(10月8日)は、「2020年ヒロシマ・オリンピック」基本計画(案)に対する質疑が全員協議会として開催されます。9月28日の説明を受けてのものです。

 計画案そのものは、各新聞に書かれているように計画のための計画案で具体性にかけています。東京都が前回の招致失敗についての報告書をまとめています。読んでみました。よくまとまっています。この報告書は、次に立候補する都市のために作成されていました。その報告書を参考にして書かれている広島市の計画ですが、理念の部分は非常に詳細ですが、資金計画・施設等の部分は非常にアバウトでやっつけ仕事で作った計画書だと推察できます。

 私の会派は、3月の再議にかけられた時期と状況はなんら変わっていませんので、質疑はしないこととしました。(1人の議員さんが個人的にされます)「無視」です。

 驚くべきことが耳に入ってきました。

 3月の議会のとき、市長さんに賛成の会派に「東京は理念が無く、金がある。広島は理念はあるが金が無い。どうせ東京に決まるからマラソンだけ広島に誘致する。それまでやらしてください」と言って回られたそうです。全く、市民・議会を馬鹿にしている話ではありませんか。非常に腹立たしく思いました。そんなだましのような話に、よく賛成会派の議員さんは乗られましたね。当然、議長さんもこれで納得しておられるのですかね?市長にはなんでも賛成と言うことですかね?そういえば、昨年、東京都副知事の猪瀬氏が2度も来広されています。密約でもあったのですかね?また、市長は東京のJOCの本部によく顔を出されるそうです。ここともそのような話でまとまっているのですかね。だから再議にまでかけ、ごり押しをされたのですかね?

 しかし、状況は悪く変わってきています。前にも書きましたが、2020年のオリンピック開催は南アフリカに決まりだと言われています。これを聞いた東京都は招致を取りやめると言われています。そこで困るのが、JOCです。日本国内に招致都市として手が挙がらなかったらJOCの面子丸潰れです。このままで行くと市長の思惑通りには行かなくて、理念だけで国内選考をクリアして、世界の選考に出て行くという構図が見えてきます。そして東京都と同じ目にあうのではないでしょうか。今回の計画書は、オリンピックを開いたとしての資金計画です。世界選考で負けたら借金だけ残ります。

 市長は南アフリカの話が出ると、「南アフリカには、2024年に回ってもらい広島市のオリンピック関連資材を買ってもらう」と答えておられるそうです。

 計画に有るメイン会場の地元沼田町住民の皆さんと計画の話をしました。「インフラは一切やらないと言う今回の計画では、地元にとっては「迷惑行事」だ」と言っておられました。オリンピック期間中は大渋滞が起こり(サンフレッチェの試合でさえも渋滞が起こる)生活がガタガタになると思います。



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