ほうりん沼田幼稚園 2010:07:19:11:24:38
今朝(7月19日)は、ほうりん沼田幼稚園の運動会がありました。ほうりん学園は仏教(仏さま)を中心に据えた教育方針を掲げて経営をしておられます。(園児297名)
教育方針
子どもたち一人ひとりが持っている力を、充分に伸ばすことのできる教育を目指しています。
教師はその経験と専門性を発揮して、時にじっと見守り、子どもの声に耳を傾け、時に積極的にはたらきかけながら、子どもたちが自ら伸びようとする力を支援します。
1、身近な自然や社会に親しむ
2、よく考えよく工夫する
3、のびのびと表現する
4、人とかかわる
5、みほとけ様に手を合わせる
給食も手作り給食を創立以来24年間続けておられます。
準備運動(観客席は保護者でいっぱいでした)
一昨日のブログで、「ほうりんこころ」は「認定こども園」だと書きました。幼稚園は文部科学省、保育園は厚生労働省の管轄です。子供に対する施策なのにあらゆる面で違いがありました。それを一元化しようと言う動きが出て、認定こども園制度です。しかし、まだ始まったばかりの施策ですので縦割り行政が邪魔をしています。特に県・国の役人はこの制度を十分に理解しているとは言えないのではないでしょうか。理解していて縦割りの弊害がわかっていて、自分たちの権益を守ろうとしているのでしょうか。就学前の子どもたちを「子ども省」と言う名前を付けてでも一元化すべきだと思います。
認定こども園
保育所、幼稚園等のうち、保育及び教育を一体的に提供し、地域における子育て支援を実施する機能を備えるものは、都道府県知事から「認定こども園」としての認定を受けることができる。
都道府県知事は、厚生労働大臣・文部科学大臣が定める指針を元に、条例を定めて、認定する。
認定制度に係る財政措置、利用手続き等の特例措置が講ぜられる。
根拠法の施行期日は、2006年(平成18年)10月1日であるが、各都道府県での条例制定は、都道府県議会の審議も経る必要があるため、実質的には、2007年(平成19年)4月のスタートとなりました。
認定こども園には4つのタイプが認められています。
・幼保連携型:認可幼稚園と認可保育所とが連携して一体的な運営を行うタイプ
・幼稚園型:認可された幼稚園が保育所的な機能を備えたタイプ
・保育所型:認可された保育所が幼稚園的な機能(幼児教育)を備えたタイプ
・地方裁量型:認可のない地域の教育・保育施設が認定こども園として機能を果たすタイプ
認定こども園の幼稚園と保育所の3歳児以上の子どもは担任による4時間程度の教育がある。(幼稚園的機能)
保育時間を短時間(約4時間)から長時間(約8時間)まで選べるようになっている。(保育園的機能)
子育て相談・親子登園など地域子育て支援を週3日以上行っている。
幼保一元化の課題
根拠法の違い
保育所は保育に欠ける児童を収容する児童福祉施設であり、幼稚園は就学前に通わせる教育施設である。その目的にあわせて、施設整備や人員配置、カリキュラム作成が行われている。
保護者の違い
保育所児の保護者は原則として、共働き又は一人親家庭であり、幼稚園の保護者は片働きである事が多い。幼稚園の保護者会は専業主婦の都合に合わせ昼間の時間帯に行われることが多いが、保育園では保護者会は就労事情を考慮し就労時間外に行なうことが多い。
設備
保育所は0歳?就学前の乳幼児、幼稚園は3歳?就学前の幼児を扱う。乳児を扱うには、専用のトイレ設備、沐浴設備、調乳・離乳食・アレルギーに対応した給食設備などが必要。幼稚園が乳児を扱うには経験のない分野での多大な設備投資と人材確保が必要になる(保育に欠けない0歳?2歳については根拠となる法律がなく、どちらの園でも収容することができない)。
資格
幼稚園教職員は幼稚園教諭、保育園で保育に従事する職員は保育士の資格が必要。大学・短大・専修学校等の養成課程では認定こども園制度の発足に伴い、幼稚園教諭・保育士を両方取得できるようにカリキュラムを改定している。幼稚園教諭と保育士は実務経験があれば相互に試験による資格取得が可能になっている。
入所選考について
幼保連携型認定こども園の保育所部分の入所選考は、当該自治体の保育所の選考基準に準じて認定こども園が定めた基準により行なわれる。
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