折り鶴保存 2010:07:09:06:55:25

2010年7月 9日

 昨日(7月8日)、安芸区矢野の環境局業務部業務一課が所有している、一般廃棄物保管場所(現在は使われていない)に折り鶴が山積みされているとの市民からの投書が有りましたので視察に行ってきました。熊野道路のトンネル入り口手前を矢野方面に降りる途中にありました。かなり広い土地に建物が有り、何台かのナンバーのないごみ収集車がおいて有りました。現在使っていない建物と土地がそのまま放置してあり無駄な物を抱えているなと感じました。

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 折り鶴は、年間約10トン集まるそうです。平成14年から収集をはじめ、現在では約90トン有ると言われています。その内の約40ー50トンがこの場所に山積みされていました。折り鶴はそれぞれビニール袋に入れられ山高く積んであり下のほうの折鶴は重みで潰れているし水分も浮いていたのでカビも生えているのではないかと思いました。        P1010333.JPG

 

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 「春風夏雨」の「折鶴の消える日(1)」で秋葉市長は次の様に書かれています。
【世界の子どもたちから広島に贈られてくる折鶴について考えると、年間を通じてこれほど多くの折鶴が広島に贈られて来る事実、しかもその全体像を、ほとんど時間を掛けずに分って貰いたいのです。それだけではなく、その背後にある平和を願う気持の全てもより多くの人に感じ取って欲しい、そしてそのためには、贈られて来た折鶴の全部を一箇所に集めて見て貰う以外には上手く伝える術はないのです。しかも、それが出来るのは広島だけなのです。】

 この考え方で、会議の中で「私の思う折鶴展示は例えば東京ドームのような建物に折鶴を展示すると言うことです」と発言をされています。現在までで約90トン、1年に10トンづつ増え続けます。今年の予算特別委員会で否決した「折鶴展示の検討費」を再議で復活されました。本当に可能でしょうか?現在、旧市民球場で一部展示をしています。そして中区の環境事業所・今回の矢野の一般廃棄物保管場所跡地に山積みされています。理想と現実を良く見極めてほしいと思います。

 



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