ほたる 2010:07:01:06:23:16

2010年7月 1日

 昨日(6月30日)で1年の半分が終わりました。早いもので今日は7月1日です。

 現在、ほたるの乱舞する季節ですが、私の住んでいるところにはいません。子どもの頃には沢山の、ほたるが飛んでいました。ほたるを採ってぬるぬるが良いんだとネギの中に入れて持ち返ったり、麦わらでほたるかごを編んでいました。そして家に帰り寝る前に蚊帳の中に放してほたるの光を見ながら眠りにつきました。懐かしい思い出です。

 ほたるについて調べてみました。(オスと雌の違い・源氏と平家・西日本と東日本での光り方の違い等)

ほたる
【オスとメスの違い】
基本的にメスの方がオスより体が大きいです。
●メスの特長
 発光器がひとつで、葉っぱの上に止まってオスの発光にこたえて光ります。
 
●オスの特長
 発光器が二つあり、メスよりか発光器は大きいです。水辺を飛び回っているのは、ほとんどがオスで、オスは飛びながら光ります。

源氏ほたる・平家ほたる
 名前の由来は諸説ありますが、「ゲンジ」の由来は、源氏物語の主人公である光源氏の優雅な暮らしから命名されたとする説と、山伏が山中修業中に夜灯火として蛍を使用していたことから、「山伏」または「験師(ゲンジと読み、修験者のこと)」の使用する蛍を用いた夜灯火を「ゲンジ」と呼ぶようになり、発音から「験師」が「源氏」に、すり替えられたとする説。

 形が大きく明るく強い光を放つのに対し源氏螢に対し平家螢は、弱々しく光るところから、繁栄する源氏と源平合戦に負けて没落する平家になぞらえたという説。

 今日では源氏物語の中に「源氏 蛍の光を借りて玉かずらの容姿をす。」という叙述から生まれたとする説が有力です。

「ヘイケ」の由来は、明治初期の教科書作成時に、大小2種類いる主な蛍を区別する為、大きな蛍を以前から「ゲンジボタル」と呼んでいたので、対語として小さな蛍を「ヘイケボタル」と呼んだことが始まりだと推定されています。
 そしてさらに小さな蛍を「ヒメボタル」と呼ぶようになったと推定されています。

 大きさもかなり違い、ゲンジが2センチ近くあるのに対しヘイケはその半分くらいしかありません。生息環境もゲンジの幼虫は清流に棲み、巻き貝のカワニナを食べています。そのため清流のシンボルとされています。
 ヘイケの棲みかは主に田んぼで、こちらモノアラガイという貝を主に食べています。
                  (インターネット団塊オヤジの短編小説参照)

東日本と西日本
 ホタルの光り方は種類で異なり、光交信で、自分と同じ種類のオスメスであることを知ります。
 ビデオや開放でとった写真の画像から解析すると東日本の蛍は4秒周期でのんびり型、関西は2秒でせっかちです。西が暖かいからなのか、光り方に方言があるのか、光り方が変わると遺伝子も変化してきているのかわかりません。2秒、4秒の境界は、糸魚川のフォッサマグマのあたりだそうです。地質の違いによるものかもしれません。
 活動性は、東日本にいるオスは9時には葉の上で休みますが、九州は12時すぎてもぶんぶん飛んでいて、九州、関西はうちわどころか、網でないととれないくらい速く飛びます。
 メスの習性も異なっていて、関東は卵を単独で産みますが、関西は集まってコケの上に集団で産卵します。この習性は、関西のホタルを関東につれてきて変わりません。
 今はイベントなどで,源氏ホタルの幼虫を販売したりして、独自の地域性が崩れてきてて,ずいぶん混じって来てしまっているのだそうです。
自然にそうなったのではなく,人為的な影響がありました。
                      (インターネットくらしとバイオネット21)参照



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