口蹄疫 2010:05:17:06:51:41

2010年5月17日

 近年、鳥インフルエンザから始まって、新型インフルエンザ(A/H1N1)、そして口蹄疫です。21世紀は細菌に注意を払わなければならない時代だと言っていましたが現実となってきています。中国産の藁が持ち込んだと言われている口蹄疫ですが宮崎県で猛威を振るっているようです。畜産農家にとっては生き死にをかけるような大変な打撃となっています。

 昨日の東国原英夫知事のブログでは現在次の様な状態だそうです。
 殺処分対象は2045頭。発生は、川南町と高鍋町。これまでの累計は101例、殺処分対象は82,411頭。本日までに殺処分が完了した家畜(牛・豚)は、49,198頭。

 大変な状態となっているようです。政府の経済対策を含めた対応の遅れが言われています。農水大臣が連休中外遊をしていた時期に大きな遅れが出たようです。危機管理対策を各省できちっと確立しなくてはいけないと感じました。 

口蹄疫とは
 ・ 牛、豚、めん羊、山羊などの偶蹄類に感染する
  ・ 非常に伝染性の強い、急性かつ悪性の伝染病
 ・ 症状は、口の中や蹄(ひづめ)の付け根、乳頭などに水疱(みずぶくれ)ができ、発熱・元気消失・多量のよだれを流す・食欲不振・泌乳量低下・足を引きずるなど
 
発生した場合

 ・発生農場の偶蹄類は殺処分
 ・周辺農場(原則半径10km以内)の偶蹄類の移動が最低3週間禁止
 ・周辺農場は生乳の移動も禁止される場合あり

口蹄疫を予防する6つのポイント (現場でできる口蹄疫防疫対策)

1 畜舎の出入時には必ず消毒
  畜舎出入口に消毒槽を設け、出入りの際には履き物を消毒しましょう。

2 外部の人は畜舎に入れない
  関係者以外は極力畜舎に入れないようにしましょう。

3 海外旅行者、海外のみやげ物・郵便物は要注意
  口蹄疫発生国からの旅行者、みやげ物、郵便物などでウイルスが持ちこまれることがあります。

4 食品残渣は加熱して給与
  調理残渣などで口蹄疫が拡大した事例があります。

5 飼料は出所を確認して

6 家畜に異常があったらすぐに連絡
  おかしいな?と思ったら、すぐに獣医師、家畜保健衛生所に連絡する。
 

 



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