おさむブログ

重粒子線治療２　2010:04:16:07:20:11

　一昨日の研修会の続きを書きます。人に、カラダにやさしい治療と言われ、がん対策は早期に発見し、的確にがん細胞を死滅させることで効果抜群です。　重粒子線がん治療は苦痛をともなわない短期間治療で、重大な副作用で苦しむ事も無く社会復帰をさせています。問題は、保険適用でないため、３００万円くらいのお金がかかります。佐賀県では、がん保険（最先端治療を含む）の入会が非常に増えているそうです。私もがん保険の見直しをしなくてはいけない時期が来ていると感じました。

　陽子線・重粒子線の違いは昨日書きましたが、現在日本ではこの治療のできる場所は限られています。

陽子線
・南東北がん陽子線治療センター（福島県郡山市 ※2008年10月オープン）
・国立がんセンター東病院（千葉県柏市）
・静岡県立がんセンター（静岡県駿東郡）
・筑波大学陽子線医学利用研究センター（茨城県つくば市）
・若狭湾エネルギー研究センター（福井県敦賀市）

重粒子線
・重粒子医科学センター病院（千葉県千葉市）
・兵庫県立粒子線医療センター（兵庫県たつの市）（陽子線・炭素線）
・重粒子線では、群馬大学が２０１０年度の稼働を目指して建設中

　これらの施設のほか、愛知県大府市が名古屋先進量子医療研究所（アイナック）を設立し、2010年の稼動を目標にしています。さらに、福井、大阪、神奈川、鹿児島などでも建設計画があります。
　陽子線では、愛知県名古屋市が西部医療センターに隣接した施設を2010年をめどに建設する予定となっています。佐賀県鳥栖に出来る「サガハイマット」は、日本で４番目の重粒子線治療施設となります。

　九州は２０１５年に佐賀県鳥栖に出来ます。北海道・東北・中国・四国に有りません。この地域に是非ともこの施設を作る必要がある思います。特に中四国に於いては、世界で始めての被爆地広島市に建設しなくてはならないと思いました。

研修会模様