自然薯 2010:04:13:07:28:29

2010年4月13日

 昨日(4月12日)TSSの「満点ママ」と言う番組で本物の「自然薯(じねんじょ)」を美味しく食べさせる店が広島駅ビルの中にあると紹介されました。麦トロご飯・とろろ蕎麦等大好きな食べ物なので調べてみました。

名称 
ヤマノイモ科ヤマノイモ 別名・ジネンジョ、ヤマイモ
 栽培されている長芋やイチョウ芋、大和芋などをまとめてヤマイモと呼ぶこともあるが、こちらはヤマノイモ、山に自生するジネンジョのことである。栽培されているものは、中世頃に中国から日本に伝来したもので、ヤマノイモ(自然薯)とは違う。
 ヤマノイモは日本原産の野生種で山菜の王者と呼ばれ古来より親しまれてきました。春には新芽、秋から冬にかけてムカゴとイモを採取する。イモは粘りが強く、とろろめしは、格別である。

自然薯の健康効果
 自然薯の大きな特色は、良質の澱粉質に加え、アミラーゼなどの酵素がたくさん含まれていて、食べたものを速やかに消化吸収する作用があります。胃がもたれても、とろろを食べればいつのまにかさっぱりしてしまいます。
 また、カルシウム、鉄分、リン等のミネラルやビタミン類も豊富で、新陳代謝や細胞の増殖機能を促進する作用も著しく、疲労回復、成人病、ガンや糖尿病予防にも効果があると言われます。古来より精のつく滋養強壮食として一般に用いられてきた他、漢方薬でも“山薬”“じょよ”と称し珍重されてきました。
 また、最近になって自然薯にだけ含まれるディオスゲニンと言う物質が、若さの維持やホルモンバランスに関係しているDHEAを増やす役割があるということも分かってきました。DHEAとは神経ホルモンの一種で脳内の神経細胞の情報伝達に関与し、神経伝達物質ドーパミンを適切な量に戻したり、ホルモンの分泌を促進させる効果があります。

じねんじょう山芋といってもピンからキリまで
 
日本原種であっても、じねんじょう山芋(自然薯)にも様々な特性があって、品質の違いが大きいということはあまり知られていません。当然ながら環境が変わることで、天然の山芋にも品質的なバラツキがあります。早生(わせ)になると、粘りも伸びもナガイモに近いものになってきます。
 天然の真芋の種を確保し、その天然種から品種選抜を繰り返し、優良な山芋を好環境の山間で定植・育成することも、魅力的な食材である自然生の普及には欠かせないことです。
 質の良いものを見極めて掘り上げる経験と技術を持ったプロの山掘り職人は少なく なりましたが、環境と技術を大切に伝承していきたいものです。

自然薯の品質
 ・すっとろろ(素とろろ)    糖度 6ー8
 ・なみとろろ(並とろろ)    糖度 8ー10
 ・じょうとろろ(上とろろ)    糖度 9ー11
 ・おっとろろ(極上とろろ)   糖度 10ー15                            

                     (やまいもまつり有限会社ホームページ参照)



コメントをどうぞ