予算特別委員会 感想 2010:04:03:07:17:19
今年度の予算を決める予算特別委員会は、2月16日から3月26日までの39日間、2月定例会から引き続いての特別委員会でした。2月定例会の議事運営委員会からガタガタが始まりました。議長の私的諮問機関である「議会改革検討委員会」の答申として、議長から市長・副市長を予算特別委員会の最初の代表質問と最後の総括質問のみの出席とする。(3日)と言う案が出され議運がもめました。市長が出す予算だということで、結果は従来通りと言うことで決着しました。
この結果、市長は卒業式に出席する・アメリカからの大学生(専門学校生)と懇談するという理由で予特は、非常に変則的になりました。市長が中座する間、議員54名が休憩を取り、その分だけ終わりが遅くなり午後8時近くになった日が結構ありました。普通は大学生の訪問に公務のある市長が会うことは無いと思います。議長との話で今年は予特の出席が上記の3日で良いと計画していたのではないでしょうか。
今年の予算特別委員会では、市長は7回しか発言しませんでした。(昨年は発言しまくり)ほとんど課長・部長・局長がこたえていました。市の方針を聞いているのに課長が答えるというおかしな構図が出来上がりました。これだけ多くの議論しなければならない大切な議案に対し、市長の熱意も誠意も感じませんでした。反対に市長から言われているのでしょう。職員が手の挙げるのが早いこと。市長に聞いているのに課長が手を挙げています。市長の意向で全てが動いているのを感じました。
3月26日には修正案を可決しました。その夜、再議が請求され3月31日に臨時会が招集されました。再議について、議運で議長が妙に張り切っていました。私の事務局への質問に対して、(再議は何度の繰り返せるものですか)発言席にいない議長が「何回でも出来るデ・泥沼じゃ」と発言されました。議長は議会の長なのに、再議はおかしいと市長をいさめるのが議長の仕事なのにと違和感を感じました。同じことは3月31日中国新聞の議長コメントにも現れていました。「市長の再議は当然の権利。五輪実現の夢に向け、検討することまで否定することはおかしい」と発言されています。3月26日の議会の修正案可決は何だったのでしょう。議長が議会を否定しては、議会制民主主義が崩壊し主導権争いの数取り合戦のみとなってしまい市民は置き去りになってしまいます。市長も議長も長く権力の座にいて、周りが見えにくくなっていると思います。
最終局面で感じたことは、組織政党は、外部の影響を受けやすく市民益と言う大儀は通らないものだなーと感じました。
議会改革検討委員会は、現議長の私的諮問機関で議会条例制定等を検討しています。この委員会を立ち上げる時ボタンのかけ違いが起こっています。自民党新政クラブ・ひろしま政和クラブ・公明党は会派の代表ではなく、個人の立場で委員会に出席しています。このことを議長に言っていますが「それは会派内の事だ」と強引に進めておられます。改革の中身が予特に市長・副市長を出席指さないという答申とは恐れ入りました。議会まで市長の言いなりとなるのですかね。
以上感じたことを書きました。
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