慢性疲労症候群 2009:11:18:08:26:58

2009年11月18日

 J1のサンフレッチェ広島森崎和幸選手が慢性疲労症候群にかかっていましたが復帰しました。

2009年6月サンフレッチェ広島から次の様に公式発表されていました。大変な病気にかかって、復帰には相当時間かかると思われていました。(精神的なうつ病状態になることが多い病気と言われている)

 サンフレッチェ広島所属の森崎和幸選手の状況について以下の通り診断されましたので、お知らせします。2006年に発症したオーバートレーニング症候群の再発だと思っていたが、事態はより深刻であるようです。
■診断名:慢性疲労症候群
■備考    :現在のところ復帰時期については未定。回復には十分な休養が必要と診断されました。

                                               (2009年6月16日)

 慢性疲労症候群について調べてみました。

慢性疲労症候群(CFS)
 極度の疲労(強い消耗感、極端なスタミナ不足)が一日中もしくは一日のほとんどの時間、生じている状態が長期間続く状態のことをいいます。
 人間だれでも疲労を感じることはあります。大抵は休養や睡眠をとることで疲労は回復されますが、中にはどんなに休養や睡眠をとっても疲労が回復されない場合があります。
 このようにいつも疲労を感じている人は、男性の5人に1人、女性では3人に1人いると言われています。長い労働時間、ストレスなどで、慢性的な疲労を感じる場合がありますが、このような要因が全くないにも関わらず、慢性的な疲労、それも日常生活に支障をきたすほどの極度の疲労を感じる人も少数ながらいるのです。
 この場合、慢性疲労症候群(Chronic Fatigue Syndrome)であることが疑われます。
 アメリカでは慢性疲労免疫障害症候群(CFIDS)として知られています

 慢性疲労症候群(CFS)は、これまで健康に生活していた人に原因不明の強い全身倦怠感、微熱、頭痛、脱力感や、思考力の障害、抑うつ等の精神神経症状などが起こり、この状態が長期にわたって続くため、通常の日常生活が送れなくなるという病態です。
 具体的な症状としては、患者によってかなり様々な表れ方をしますが、多くは風邪やインフルエンザの症状と似ています。
 
◎頭痛、めまい、かすみ目
◎筋肉痛、関節痛、リンパ節痛、凝り
◎不安感、認識力低下、うつ状態
◎睡眠障害、寝汗、
◎胃腸障害、吐き気、食欲不振、下痢
◎咽頭炎、口渇、咳
◎微熱、筋力低下、

 症状の重さは、患者により大きく異なります。同じ患者であっても時期によって、軽い疲労のときもあれば、寝たきりで動けない状態にまでなることがあります。またこれらの症状は繰り返され、時期によって現れる症状が異なる場合も多く見られます。

「慢性疲労」と「慢性疲労症候群」は、言葉はよく似ていますが、きちんと区別して考える必要があります。(疲れる原因がある程度わかっていて、疲労感も日常の生活が続けられる程度のものである場合、これは「慢性疲労」と呼ばれます。
 ほとんどの場合、十分な休息をとる等、疲労となる原因を取り除けば回復します。ただし、慢性疲労から慢性疲労症候群に移行するケースもありますので、注意が必要です。

 



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