梅雨明け 2009:08:05:06:19:12
気象庁は昨日(4日)、九州北部と中国、北陸の3地方で梅雨明けしたとみられると発表しました。
九州北部は平年より17日、昨年より29日遅く、中国地方は平年より15日、昨年より29日遅い発表です。北陸は平年より13日遅く、昨年より2日早い発表でした。
梅雨前線が本州付近に長く停滞した影響で、九州北部と中国の梅雨明けは、記録が残る1951年以降、梅雨明けを特定できなかった年を除いて最も遅い記録となりました。両地方でこれまで梅雨明けが最も遅かったのは、いずれも98年の8月3日頃でした。
立秋(今年は8月7日)を過ぎれば、「梅雨明け特定せず」という扱いになりますから、リミットぎりぎりでの発表でした。
(毎日新聞参照)
また、7月は北日本を中心として日照不足や大雨などが記録的な状況だったことが3日、気象庁のまとめで分りました。
同庁は同日開いた異常気象分析検討会(会長・木本昌秀東大教授)で、エルニーニョ現象などの影響で偏西風が強まり、平年より南寄りに蛇行したことが主な要因との見解をまとめました。
同庁によると、7月は梅雨前線が本州付近にほぼ停滞。北日本から西日本にかけて曇りや雨の日が多く、北日本の太平洋側では月間降水量が統計を取り始めた1946年以降最多になり、北日本と西日本の日本海側では日照時間が最少となりました。
北海道の釧路や根室などのほか、むつ(青森)、呉(広島)、山口で月間降水量が過去最多を記録しました。
検討会の分析によると、亜熱帯ジェット気流(偏西風)が平年より強く、日本の西で気圧の谷が深まる形での蛇行が持続し、例年7月下旬には気流が北に移動し、太平洋高気圧が張り出して梅雨明けとなりますが、今年はなりませんでした。
( 時事通信参照)
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