旅行記2日目 2009:07:27:06:31:11

2009年7月27日

7月19日(2日目)

 午前中

黄山市 老街見学

 歴史のある街を見学しました。古い街並みに骨董・筆・硯・お茶等の店が並んでいました。時代を錯覚しそうなたたづまいでした。硯を売っている店では、立派な硯を沢山見せてもらいました。墨をする場所が、赤ちゃんの肌のような感触の硯が良い硯で、その上水を張ると色んな模様が出てくる硯が良い硯だと教わりました。値段は目の飛び出るような値段でした。(10万単位)その後、お茶屋に入って新茶をご馳走になりました。黄山はお茶が名物だそうでとても美味しかったです。

世界遺産 古村落郡「黟県宏村」見学

 池に囲まれた古い街並みは時代を錯覚する趣がありました。池にはレンコンの花が咲き乱れていました。街並みは、中国の古い建物に見られるような「うだつ」の上がった建物ばかりでした。道は入り組んでいて迷路のようになっていました。お金持ちの家を見学してびっくりしたことは、「アヘン」を吸う部屋が創ってあったことでした。現在もこの街で、生活をしている住民の方々が居られました。

黟県の紹介 (い けん)
    黟県は安徽省南部、黄山市市内に位置し、秦(公元前221年)から建てはじめ、中国の歴史上には最も悠久な文明古県の一つ。
     黟県は徽商と徽文化の発祥地の一つ。山々に隔てられるので、歴代に戦乱を免れ、徽商が残った多くの明清時代の民居、祠堂、牌坊、廟宇、園林、古橋、亭台楼閣等の古建築は奇跡で保存された。
    黟県に分布している古民居は3954軒があり、西、宏村、南屏、屏山、官麓、碧山等の所に集中し、古民居は“分布の工、構成の巧、建造の精、装飾の美、文化の深厚”をもって現在世界古文化の一大の奇観である。
     黟県古民居は“東方古代建築の芸術宝庫”、“中国伝統文化の縮図”と称えられる。古民居の曲径回廊、花木の組合せ、及び煉瓦彫、木彫、石彫、彩を一体に集め、全体の住宅は精美な芸術品のようである。なた、ホールに掛けている対聯、扁額、条屏は、儒、釈、道の思想融合の知恵を体現している。
    紀元2000年11月30日、黟県の西、宏村は、中国皖南古村村落の典型的な代表として、ユネスコの世界文化遺産名録に登録された。
 

午  後

ロープウエイで黄山ホテルに

 8人乗りのゴンドラで約1.600mの高さまで登りホテルまで約20分階段を上り下りしました。ロープウエイの途中から水墨画で見るような景色が目に飛び込んで来ました。ホテルは歩いていくしかなく(有料の籠がある)階段を上り下りしてホテルに着きました。

黄山(こうざん)
 中国・安徽省にある景勝地。伝説の仙境(仙人が住む世界)を彷彿とさせる独特の景観から、古代から黄山を見ずして、山を見たというなかれと云われ、数多くの文人が訪れた。
 黄山は秦の時代には黟山(いざん)と称されたが、唐の時代には現在の黄山の名前に改められた。黄山に立ち並ぶ山々は古生代に出来たもので、その石や岩は氷河や風雨による浸食が一億年に亘って繰り返され、現在の様な断崖絶壁の景観ができあがった。海から流れ込む湿った空気は海抜1000m以上の峰々に漂い、大量の霧や雲を発生させている。三主峰と呼ばれる蓮花峰、光明頂、天都峰があり、その他69の峰がある。
 そして、荒涼とした風景を彩る「黄山松」は、岩の割れ目に根をはり、強い生命力を持つとして、尊ばれている。
 以上の怪石、雲海、奇松に温泉を加え、「黄山の四絶」と称された。これらから、天下の名勝、黄山に集まると云われ、古代から中国の人々が黄山の美しさを「天下第一」と称える所以である。
 この名声で多数の文人が憧れて訪れ、水墨画、漢詩など中国独特の文化を生み出した。
 東山魁夷は黄山を「充実した無の世界。あらゆる山水画の技法が、そこから生まれたことが分かる」と評している。

1,600mの高さにある、ホテル「北海賓館」に宿泊

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老街

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世界遺産 古村落郡「黟県宏村」

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世界遺産 古村落郡「黟県宏村」(生活があります)

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8人乗りのロープウエイ

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ホテル「北海賓館」



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