IQとEQ 2009:06:13:07:00:45
IQは知能指数、EQは心の知能指数と言われています。現代社会に於いて仕事上では、EQの大切さが言われ始めました。このことは右脳・左脳の使い方・鍛え方ともつながっていっているようです。IQとは、知能指数、つまり知的能力を表す指数で、EQとは、心の知性度、社会性を表す指数で右脳を使うことがEQ指数を上げることにつながっていると言われています。
知能指数 IQ (Intelligence Quotient) は、20 世紀初頭にフランスの心理学者アルフレッド・ビネーによって考案され、その後アメリカで手を加えられました。
IQ を判定するための知能検査では、バラバラに出される色々な問題を制限時間内に解いていきます。
これらの問題は、ある年齢になると解けるとされるものが多数組合わせられており、成績を以下のように分析すると知能の働きの程度として、IQ を割出すことができます。
知能年齢 / 生活年齢 ÷100
10 歳の子供が、15 歳の子供であれば解ける問題のほとんどに正解すれば、IQ 150 になります。
アインシュタイン・ガリレオ・ゲーテの IQ は、それぞれ 173, 145, 185 だったそうです。
しかし、IQ は人間の資質を表すものではなく、訓練や体調により上がったり下がったりします。
そのため、最近では集団全体の傾向を表したり、普通学級の授業について行けるか、という知能の遅れを判断するために利用されることが多くなっています。
心の知能指数 EQ(Emotional Intelligence Quotient)は、1990年、現在エール大学学長を務めるピーター・サロベイ博士とニューハンプシャー大学教授のジョン・メイヤー博士によって提唱されました。そしてその研究を進めたダニエル・ゴールマンが「EQ こころの知能指数」を著したことで世界中に普及しました。
IQ と対比するため EQ の名称がよく用いられますが、EI (Emotional Intelligence) と呼ばれることもあります。
EQ は、5 つの能力で構成されます。
・自己認識力
・自己統制力
・動機付け
・共感能力
・社会的スキル
仕事上の成功には、IQ と EQ が 1 : 3 くらいの割合で関係していると言われます。
EQ を高めるには、日常の小さな出来事にも目を向け、感動する習慣を付けることが有効です。
EQは人格や倫理の指数でもあり、感情制御力があり、自己理解や他者理解がある人ほど高くなると言われている。
社会で成功するのは、良好な人間関係を築けるEQが高い人であるという研究者もいますが、IQにしてもEQにしても、それで人間の全てが分かるわけではないので注意が必要です!
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