スラムドック&ミリオンネア 2009:04:28:07:08:40

2009年4月28日

 昨日(4月27日)、昼から夕方まで時間が出来たので、映画を見ました。13時30分より新天地サロンシネマ2で、【スラムドック&ミリオンネア】という昨年のアカデミー賞8部門を独占した作品を見ました。驚いたことに、映画館が満員状態でした。平日のこの時間に席を探さなければいけない状態は初めてです。客層は、私と同じ年代は多いものの、色んな世代の方がおられました。

 60歳を過ぎて、映画館では「シニア」と言えば、全て1,000円です。得をしたようなまた、もうそんな年かと損をしたような、変な気分になっていましたが近頃は慣れてしまいました。時間を見つけて色んな映画を見ています。【映画って良いですね!】

 この映画は、何年か前に行ったインドを思い出しました。この映画の描いているインドの一片を見ているので興味深く観ました。前回のインド旅行では、デイリー周りの北インドでした。この映画で描かれている「ムンバイ」(旧ボンベイ)には行っていませんが、スラム街その他インドの風景は変わりませんでした。人間と活気の溢れるインドを久し振りに味わいました。この映画のラストシーンは、ダンスシーンでした。ビートたけし監督の【座頭市】のタップダンス思い出しました。よく似ています。真似ているのですかね?

あらすじ:
 テレビ番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、賞金を獲得したジャマール(デヴ・パテル)だったが、インドのスラム街で育った少年が正解を知るはずがないと不正を疑われ逮捕される。ジャマールになぜこれほどの知識があり、この番組に出演するに至ったのか。警察の尋問によって、真実が明らかになっていく。(シネマトゥデイ)
 ムンバイの若者の現在と過去を、英国人監督が描き出す本作には、笑いと涙、夢と冒険、アクションとロマンス、ありとあらゆる要素が詰め込まれている。基軸は、困難に打ち克つサクセスストーリー。そう、人と場所は違えども、これは典型的な"ハリウッド映画"である。  クイズ番組に出演した青年が全問正解を前にして、不正を疑われ司会者に告発される。逮捕された挙げ句、拷問まで受けるのだが、まさかあり得ないと思わせないカオスがこの街にはある。高層ビルとスラムが混在する大都市が、過激な出来事にもリアリティをもたらすのだ。なぜ無学の彼がクイズに答え続けられたのかというミステリーの下、青年の生い立ちが明らかになっていく。その忌まわしく陰惨な過去には、格差社会、幼児虐待、裏ビジネス、宗教暴動、急激な近代化といった、インド現代史が凝縮されている。社会の底辺を駆け抜けてきたからこそ、必要な知識を身につけていたという一見あざとい構成。しかし、「トレインスポッティング」に原点回帰したダニー・ボイルの疾走感あふれる演出は、インドの現実をデフォルメしていく上で実に効果的だ。  スピルバーグの映画会社ドリームワークスがインド資本となり、ハリウッドが衰弱しきったご時世、アメリカは失われたドリームをこの地に見て、大量のオスカーを与えたのだろう。いや、同時不況にあえぐ今、インドのエネルギッシュな夢物語は、世界中で歓迎されるに違いない。(清水節)(eiga.com)

映画の1場面を添付しておきます。下記をクリックして下さい。

jyama-ru.pdf



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