不況下でも最高益 2009:04:16:06:27:09
この世界的な不況の中で、今年度の利益が「過去最高益」となる上場企業が54社もあるとのことです。(日経新聞2月15日朝刊)
利益は「経常利益」ですが、前年比の「伸び率が2桁」で、かつ「最高益」となる企業です。
こうしたスゴイ会社を分類してみると、3つのキーワードが浮かび上がったようです。
「低価格」「新市場」「環境」
例えばこんな会社
〇 低価格、節約志向をとらえる
・ローソンなど大手コンビに3社
・ファーストリテイリング
・ファミリーマート
・オリエンタルランド
・ニトリ
・ABCマート
・ワタミ
・大将フードサービス
・ポイント
〇 新市場を開拓
・セブン銀行
・ディー・エヌ・エー
・日医工
・グリー
・東和薬品
〇 環境、新エネルギー、投資が追い風
・日本製鋼所
・GS・ユアサコーポレイション
・ダイセキ
最高益企業の、好調のポイント(朝日新聞4月14日朝刊)
・ローソンなど大手コンビニ3社
タスポによる「タバコ特需」に加えて揚げ物などついで買いも増えました。
・大将フードサービス
看板商品のギョーザは税込み210円(西日本)売り上げ高は既存店ペースで3月まで20ヶ月連続で前年同月を上回る。
・ファーストリティリング(ユニクロ)
保温性と1000円から1500円の値ごろ感で好調。990円ジーンズの販売目標は年100万本に上方修正し、2月中間決済は営業最高益になりました。
・ポイント(女性用洋服)
3000円から5000円程度で、若い女性向けの商品を流行を先取りする形で品揃え。柄物のスカートも好調。積極出店で営業利益も純利益も過去最高になりました。
・ニトリ(家具等)
中央部の肘掛を上げれば3人座れるのに幅172cmのコンパクトが人気。片側が電動で5万9000円。昨年5月から1300品目を対象に4階値下げし22期連続の経営最高益になりました。
・ABCマート(靴屋)
遊びにも仕事にも使え、年令を問わず女性にも人気。6千円から9千円程度)。売れ筋は価格を下げ、スポーツ靴も初心者向けを積極投入。10年2月期も最高益を予想しています。
今回の景気悪化の下では、金融機関、自動車、電機等の業績悪化が著しいのですが、独自の強みがある企業は、しっかり利益を上げています。
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