地球温暖化で国境移動 2009:04:15:06:54:31
2009年4月15日
先日ニュースで地球温暖化の影響で、国境が移動すると伝えていました。
イタリアとスイスの国境の目印になっていたアルプス山脈マッターホルンの氷河の尾根が温暖化の影響で氷解し始めたそうです。このため、イタリア国会では、近々、事実上の国境の変更となる新たな目印設定のための法案審議を始めるのだそうです。
この法案は与野党ともに支持されているそうで、4月末には成立する見通しとのことです。一方、スイス側も国境の変更に合意しているそうです。関係が良い国同士の関係なので、話し合いがスムースにいくと思いますが、関係の悪い国同士だったら、戦争にもなりかねない問題だと思います。
イタリアは今後、アルプスで国境を接するフランスやオーストリアとも国境変更のための交渉を始めるそうです。
イタリアとスイスが1941年に協定を結んで以来、マッターホルンの氷河の尾根を国境の目印にしてきたのですが、今回の温暖化の影響で氷河が溶けたことにより、今後新たな国境の目印となる場所については、イタリアとスイスの両国では、既に氷河が溶解し始めて目印がなくなることを想定して、その地表の岩の尾根を新たな目印にすることを検討しているそうです。
もしこれが実現したら、国境線は移動することになり、イタリアでは国境変更に伴う新たな法律が必要となるそうです。
日本では海面上昇に伴い、日本の最南端に位置する沖の鳥島などが水没する恐れがあり、日本の海域が縮小される可能性があります。
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