昨日(１０月１４日）は、９月定例会で負託されている議案を審議する文教委員会がありました。負託議案については、原案通り可決されました。その後、当局よりの説明とそれに対する質疑、議案以外の質疑があり１６時過ぎまでかかりました。

　質疑（議案内・議案外）で感じたことは、質疑をする議員は決まってきており、質問内容についてはその委員会で、質疑をしておかなければいけない内容ではなく、議員控え室に理事者を呼んで話を聞くほうが適当と思われる質疑が多くなっている気がしました。見解の違いかとも思いますが、もっと効率的な委員会運営をしたほうが良いと感じています。

文教委員会
９月議会負託議案は原案通り可決されました。

説明

１、広島市行政計画の修正について
　　平成２０年度実績について
　　取り組み対象件数２６７件
　　達成件数　　　　２３２件
　　未達成件数　　　　３５件
　　達成率　　　　８６、９％

２、指定管理者の業務実施状況の概要・評価について（平成２０年度）
　　広島市青少年センター
　　広島市似の島臨海少年自然の家
　　広島市三滝少年自然の家
　　広島市グリーンスポーツセンター
　　すべての施設が非公募で（財）広島市ひと・まちネットワークが指定管理者として指定されている
　　　評価５段階　　５

３、第２次広島市暴走族追放基本計画の策定について
　平成２０年度１２月末現在
　暴走族　　５グループ　４３人
　平成１４年広島市暴走族追放条例を策定時は２５グループ１９９人でした。約５分の１となっています。現在は、潜在化して携帯電話や非行の低年齢化等実体が変化している。そのための施策を変更する

４、広島市教育委員会事務点検・評価報告書について
　教育委員会会議の開催
　　開催回数　　１４回
　　出席委員数　８３人
　　傍聴者数　　８６人
　　議題件数　　８０件
　その他　２４重点施策報告があった

５、平成２１年度全国学力・学習状況調査の結果の概要について
　・平成２１年４月２１日実施された全国学力・学習状況調査の結果の概要が報告された。
調査実施校
小学校６年生（国語・算数）
　国　２１、４８２校　　１、１３７、８４４人
　県　　　　５４５校　　　　　２６、００２人
　市　　　　１４０校　　　　　１０、８７０人

中学校３年生（国語・数学）
　国　　９、８５１校　　１、０３３、９０９人
　県　　　　２４７校　　　　　２３、０３３人
　市　　　　　６４校　　　　　　９、０２５人
　
付託議案外発言通告者
藤井敏子（日本共産党）「安佐南区」
１、教育改革について
　１）学区選択性について
　２）習熟度別指導について
　３）学校の適正配置計画について
２、子どもの安全について

馬庭恭子（ひろしま未来クラブ）「中区」
　配布物について　
　　

　昨日（１０月９日）広島市基本構想・基本計画特別委員会の討論・採決がありました。

　第１２５号議案（広島市基本構想案）・第１２６号議案（広島市基本計画案）について

討論
１、中原洋美（日本共産党）「南区」
　　第１２５号議案
　　　意見を付して賛成討論
    第１２６号議案
　　　意見を付して賛成討論

２、桑田恭子（ひろしま未来クラブ）【佐伯区】
　 第１２５号議案
　　　意見を付して賛成討論
   第１２６号議案
　　　意見を付して賛成討論

採決
　　賛成多数　原案通り可決

　以上、当局が提出した原案通り可決しました。１０月１６日の９月定例会最終日で、委員長報告・質疑・討論され最終的な採決が採られます。

　基本構想・基本計画特別委員会　２日目がありました。昨日も同じですが、議員全員が、もっと解りやすい文章にすべきだ。カタカナ語（パートナーシップ・モデル等）は、非常に解り難いので出来るだけ使わないようにするとか、注釈を解り易く添付するとか考えて欲しいと言う意見が、続出しました。

　私は今回の特別委員会に出席して、二日間の質疑を通して感じたことは、１０年に１度の基本構想・基本計画策定と、市長が代わることでの「市長公約」（マニフェスト）との関係はどのように考えたら良いか理解に苦しみました。（政治と行政の関係）
　また、現在の基本構想・基本計画は、前市長の下で作られた条例で、また、何もかも盛り込もうとして、全ての分野について述べられ、非常にボリュウムの厚い物となり、解りにくくなっています。今回の条例については、それを上回って、非常に部厚い、解り難いものとなっています。「地方自治法」では、基本構想の規定があるだけで、それも期間とか時期とか何も規定されていません。その条例に、こんなに時間とお金をかけるべきか、考えさせられました。広島市の将来は、こう有るべきだと言う事を決めるわけですから、もっとシンプルに解り易くするべきだと思いました。

＊地方自治法／第２編　普通地方公共団体
昭和２２年４月１７日　法律第６７号
最終改正　平成１１年７月２２日　法律第１０７号

第１編　総則
第２条
４　市町村は、その事務を処理するに当たつては、議会の議決を経てその地域における総合的かつ計画的な行政の運営を図るための基本構想を定め、これに即して行なうようにしなければならない。

　７人の議員が質疑に立ちました。

１、中森辰一（日本共産党）【西区】
　１）「安心して子供を産み育てることのできる環境の整備」について
　２）障害者福祉の充実について
　３）広島大学本部跡地について
　４）高速５号線について
　５）食糧自給率向上の取り組みについて

２、今田良治（爽志会）【安佐北区】
　１）計画の位置づけ・役割について
　２）基本計画の役割について
　３）市民に分かりやすい記述にすべき
　　ア、パートナーシップ・モデルについて
　　イ、学校教育について
　　ウ、意味不明な施策について
　４）広島平和研究所について

３、桑田恭子（ひろしま未来クラブ）【佐伯区】
　１）広島市基本構想について
　２）第５時広島市基本計画、分野別の記述について
　　　ア、広域交通機能の充実
　　　イ、計画の推進について
　　　ウ、千客万来の都市の実現
　　　エ、持続可能な市場経済の創出等

4、橋本昭彦（ひろしま政和クラブ）【東区】
　１）広島市基本構想について
　　　ア、広島市の都市像について
　　　イ、基本構想の文字表現について
　　　ウ、パートナーシップについて
　　　エ、教育など多様な分野におけるメンターの活用について
　２）広島市基本計画について
　　　ア、環境問題、地球温暖化対策、カーボンマイナス７０問題について
　　　イ、石油供給量、石油価格変動による対応について
　　　エ、千客万来の都市の実現について
　　　オ、水辺を生かしたまちづくりについて
　３）総合的な都市交通対策の展開について
　４）家庭の教育について
　５）東区の計画について

５、田尾健一（市民連合）【安佐南区】
　１）核兵器廃絶と世界恒久平和の実現について
　２）環境と人とのパートナーシップの構築及び安全・安心の確保と生活基盤の整備について
　３）子どもの未来の創造について

６、碓氷芳雄（公明党）【安佐南区】
　１）基本構想・基本計画について
　２）都市内交通体系の整備について
　３）少子化・高齢化の進展など社会の様々な環境変化への対応について
　４）「産学公民」連携の推進について
　５）広域交通機能の充実について
  ６）２０２０年までの核兵器廃絶を目指した取り組みの推進について

７、竹田康律（市民市政クラブ）「安佐南区」
　１）基本構想・第５時基本計画（案）の策定について