2010年4月

【市政報告】臨時議会

2010年4月 1日

 昨日(3月31日)、再議による臨時議会が13時より開催されました。まず3月26日に可決した修正案が審議されました。私は、修正案に賛成の討論をしました。内容は後日掲載します。採決では3分の2の議員の数(36)がいります。賛成は28名で否決されました。次に原案に戻ります。再修正案を提出する会派も出るので休憩に入りました。

 私達は先に出した修正案とほとんど同じですが、オリンピック検討委員会運営費約87万円を事後処理のために使ってくださいとの再修正案を提出しました。

 一方、修正案を否決されて以降公明党は独自の再修正案を模索していました。オリンピック費用は5%カット、折鶴ミュージアム検討費は12人の検討委員を6人とする、市長の海外出張はファーストクラスからビジネスにする。と言う案でした。それを市民連合に提示したら、市長の出張を全額認めたら同調するとの答えを受けて出張は修正案から落としました。そして過半数を集めようと市民連合と市民市政クラブが動き始め、公明党の提案では共産党が乗れないということで市民市政クラブの提案となりました。

 市民市政クラブの提出した修正案の提出理由は、平成22年度予算が成立しなかったら市民生活に多大な迷惑をかけるというものでした。これは理由になっていません。3月26日の修正案可決で予算は成立しています。再議を出したのは市長です。また、再議になってからも市民生活に影響の出るような修正もしていないし、平成22年度予算全体を否決もしくは、時間切れで流会にし廃案にすることは考えていませんでしたし、そんなことは一切言っていませんでした。市民生活を人質に取った市長・議長に踊らされています。

 結局、原案賛成だった市民連合・市民市政クラブ・共産党・爽志会(1人)・ひろしま未来クラブ(1人)と公明党が組んで31と言う数を作りました。原案賛成の会派が、突然修正案を作る、またそれに賛同すると言うことはどのように理解したらよいのでしょう。大儀も無く筋も通してない、市長・議長の言う通りに従うと言うことしか考えられません。修正案はオリンピック費用を100万円削減するというものでした。

 17時前から議会が再開され、我々の提出した再修正案は否決され、市民市政クラブの修正案が可決されました。

 広島市の議会としてのチェック機能は無くなりました。議会制民主主義の否定が広島市で表に出ました。市長・議長の独裁市となってしまう気すらします。

 敗れはしましたが我々は、信念を持って【広島市のため・市民益】を主張しました。議会は最終的には数の世界です。このことをこれからもしっかり主張して、賛同する議員を増やす努力をしていかなくてはと思いました。

 

 


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