2007年6月

市長の施政方針に対する質疑及び一般質問

2007年6月21日
本日(6月21日)から、市長の施政方針に対する質疑及び一般質問が始まりました。

1、金子和彦(自由民主党新政クラブ)【安芸区】
 1)市長の所信表明について
 2)危機管理体制について
 3)本市の各種計画について
 4)入札について
 5)公共工事に協力する地権者に対する補償について

2、桑田恭子(ひろしま政和クラブ)【佐伯区】
 1)所信表明について
  1.事務事業の見直しについて
  2.情報化による職員数の削減の効果について
  3.女性副市長の登用について
 2)地域の活性化と行政のかかわりについて
 3)教育について
  1.いじめ問題の対応について
  2.子どもの見守り活動10万人構想について
  3.子どもの権利条約について
 4)湯来地区、合併建設計画の進捗状況について

3、若林新三(市民連合)【安佐北区】
 1)平和行政について
 2)交通対策について
 3)公民館の活用について
 4)安佐市民病院の充実について
 5)教育行政について
 6)総合リハビリテーションセンターについて

4、碓氷芳雄(公明党)【安佐南区】
 1)少子化対策について
  1.妊婦健康診査の公費負担について
  2.「子育て支援パワーアッププログラム」について
 2)介護支援ボランティア活動について
 3)携帯電話のフィルタリングサービスについて
 4)学校施設の耐震化対策について
 5)選挙開票体制等について
 6)平和への取り組みについて
  1.平和市長会議の核兵器廃絶目標について
  2.「全米における原爆展について

5、元田賢治(市民市政クラブ)【南区】
 1)同日選挙を振り返って
 2)人に優しい道路整備について
 3)決算審査の時期について

 以上5人の議員さんが質疑をしました。

市長の所信表明(概要)

2007年6月16日
昨日(6月15日)平成19年第3回広島市議会定例会が午前10時より始まりました。
 
 市長の施政方針に関する所信表明
 
 歴史からの教訓を基に、真実を見つめ、視野を広げて未来を見据え、事実にもとづいた議論を起こし、21世紀の行く手を示すため、決意と情熱を持って、世界のモデル都市実現に取り組んでいきたいと考えています。
 以上のような考え方の下、今後、私が推進したいと考えている主要な施策の概要について、五つの柱に分けて説明したいと思います。
 
 第1の柱
 『万人の夢』の実現
 ・2020年までに核兵器廃絶を目指す「2020ビジョン」の充実強化を図る。

 ・国際世論構築のため、「ノーベル平和賞博物館(仮称)」「折鶴ミュージアム(仮称)」の誘致・整備に取り組む

 ・障害者のスポーツ・文化芸術等による「平和の祭典」について調査・研究を進めて核兵器の廃絶する2020年にパラリンピックの広島招致を目指す。
 
 第2の柱
 『都市基盤』のさらなる整備
 ・平成21年春までに新球場を貨物ヤード跡地に完成します。
 
 ・現球場跡地は、「セントラルパーク」実現に具体化を図ります。
 
 ・広島大学本部跡地については、「広島の『知の拠点』再生プロジェクト」の具体化に取り組みます。
 
 ・広島駅周辺地区の魅力と活力あるまちづくりを進めます。

 第3の柱
 「地球・市域環境の改善」
 ・地球温暖化対策については、環境・エネルギー問題における都市政策形成についての調査・研究を始めます。また、未来エネルギーに関する研究開発の促進、太陽光や水素等環境負荷の少ないエネルギー利用の普及啓発を図る。
 
 ・ゼロエミッションシティ広島の推進については、市民・事業者・業者が一体となって、更なるゴミの減量とリサイクルの推進、ゴミのぽい捨てや不法投棄防止対策に取り組み、世界の中で環境に優しい先進都市を目指します。
 
 ・太田川の環境については、「太田川再生プロジェクト検討委員会」の議論を基に、水質・水量の改善等根本的な課題の解決に取り組みます。2020年には「水の都宣言」を行います。

 ・「マイカー乗るまぁデー」の取組の充実を図ります。

 第4の柱
 「市場経済の劇的変化・世界化への対応」
 ・広島からITを活用した新たなビジネス展開や企業の促進を図るため、「アキハバラ塾」を開設します。

 ・企業等の誘致に取り組みます。また、個性と魅力ある商店街の振興、中小企業に対する技術と経営の両面からの積極的な支援など、経済振興施策の一層の充実を図ります。
 ・観光の振興についてはイベントの充実、特産品のブランド化、修学旅行の誘致、外国人観光客の誘致に取り組みます。
 
 ・湯来地区における温泉と自然を活用した交流施設の整備を行います。

 ・観光振興や観光ビジネスの知識、平和に関する知識を併せ持った人材を育成するため大学の観光学部や観光専門学校の誘致に取り組みます。

 ・食料問題は食料自給率を引き上げるよう施策を図ります。

 ・交通ネットワークについては、路面電車のLRT化や公共交通の環状線化を促進するとともに、JRとアストラムライン交差部へ白島新駅の建設に取り組みます。

 第5の柱
 「『人が優しい』街づくり」
 ・教育については、小中一貫教育を軸とした「ひろしま型カリキュラム」の実施を図り、基礎・基本の力の定着と創造的能力の開発が両立する新しい教育を推進します。

 ・特別支援教育については、市立特別支援学校の建て替えに取り組みます。

 ・介護予防施策の充実や高齢者の孤立死防止対策などの施策を推進します。また、安心して子供を生み育てることの出来る環境の整備、虐待防止対策など子育て支援施策の充実を図ります。

 ・国による三位一体改革や社会保障制度の見直し、税制改正の影響により、福祉サービス利用者の負担増や制度を利用できなくなると言う事態が生じてきている。加えて県による乳幼児医療補助の削減など福祉サービスを低下させる施策が国や県から通告されている。このことで市民生活に影響が生じないよう、強力な働きかけをし、必要に応じ市独自の負担軽減措置を実施します。

 ・安全で安心な地域社会を実現するために、安全な街づくりを推進すると共に交通安全対策や消費者保護対策の充実を図ります。また、女性が夜間でも安心して楽しめるようなエンターテイメント地域の創造に取り組みます。

 ・地域コミュニティーの振興については、市民が行政と協働出来る仕組みづくりに取り組みます。また、芸術文化活動・スポーツ・レクレーション活動の振興を図ります。

 ・男女共同参画社会の形成については、仕事と家庭の両立に向けた雇用環境づくりやDVの防止・被害対策支援対策などの取組を図ります。また、市政運営にあったては、管理職や審議会等への登用を推進し、時機を見て女性副市長の登用を図ります。

 ・差別のない社会を実現するための取組を進めます。

 全ての人々の英知を終結して、広島を「世界のモデル都市」とするため、各種の施策の推進に誠心誠意努力していきたいと考えています。
 市政の運営にあたり私は、「市民の市民による市民のための広島市政」の推進という基本方針の下、議員各位並びに市民の皆様の声に充分耳を傾けながら、着実かつ果敢にその任を果たしていく決意です。

6月補正予算

2007年6月 9日
昨日(6月8日)6月定例会の1週間前の議会運営委員会が開催されました。
 当初予算が骨格予算だったので政策的な予算など大きな補正予算が組まれました。
 平成19年度(2007年度)6月補正の概要は
1、補正額  323億736万円
       (特定財源272億2,322万円・一般財源50億8,414万円)

2、補正額
  一般会計211億3,631万9千円
  特別会計 37億4,586万2千円
  企業会計 74億2,517万9千円
  全会計 323億0、736万円

3、補正後の額
  一般会計  5,435億6,934万1千円
  特別会計  4,507億5,468万2千円
  企業会計  1,837億6,386万9千円
  全会計 1兆1,798億8,789万2千円

・ 一般会計の平成19年度6月補正後の予算規模は、前年度当初予算と比べると1,3%の伸びで、実質的な当初予算の伸びは3年連続のプラス予算となった。

・ 特別会計については、開発事業特別会計・新球場特別会計の増などにより、前年度当初予算と比べて2・3%の伸びとなった。

・ 企業会計については、下水道事業会計の増などにより、前年度当初予算に比べて3,0%の伸びとなった。

・ 全会計の平成19年度6月補正後の予算規模は、前年度当初予算に比べると2,0%の伸びとなった。

 以上の説明がありました。
 新球場関係については
都市活性化局 

・ 新球場建設の推進(新球場整備特別会計)
 5億3,492億2千円(建設工事その他)
 財源内訳
《国庫補助金(まちづくり交付金)4,180万円》
《県補助金(県の新球場協力金)9,250万円》
《市債2億(債務負担)7,670万円》
《負担金(財界の協力金)1,145万6千円》
《寄付金(たる募金など)9,250万円》
《一般会計繰入金 1,996万6千円》

・ 債務負担行為の設定
 新球場建設の推進
 期間 平成20年度
 限度額 83億4,540万3千円

・整備スケジュール
 平成18年度  基本設計・実施設計
 平成19年度  基本設計・用地再取得・建設工事
 平成20年度  建設工事・開設

道路交通局
 
 新球場周辺道路整備等  22億6,140万円

 以上の予算が組まれました。
 新球場建設予算を書き出しましたが、目に見えるものだけです。安く90億円で建設できるから貨物ヤード跡地に建設するとした球場建設ですが、やはり90億円は建物本体だけです。周辺道路等・騒音問題等まだまだ沢山の問題を抱えています。いったい幾らかかるのでしょうか。


Page: <<前のページ  1 < 2