2011年1月

【市政報告】平成21年度決算特別委員会 総括質疑

2011年1月14日

 昨日(1月13日)10月から11月に行う予定でした「決算特別委員会 総括質疑」が二か月遅れで開催されました。会計検査院の指摘で発覚した不適正経理の調査をするための遅れでした。調査は市の書類と業者の書類を突合し不適正な会計処理はないかを調べました。書類の数は13万件に及んだそうです。

1、碓井法明(自由民主党新政クラブ)「東区」
  1)2020年オリンピック招致検討事業などについてのこのたびの市長の見解について
 2)平成21年度の決算と不正経理の問題点について
 3)不正経理のあった監査事務局のあり方について
 4)徹底した行政改革で人件費の削減を
 5)不正経理を防ぐための自治基本条例の制定と単年度会計をバランスシートを含む企業会計のシステム化について

2、森本慎治(市民連合)「安佐北区」
 1)所信表明と財政について
 2)需用費、備品購入費について

3、増井克志(ひろしま政和クラブ)「安佐北区」
 1)不適正な経理処理について
 2)オリンピックについて
 3)平和問題について

4、平木典道(公明党)「東区」
 1)不適正な経理処理について
 2)広島市出資法人について
 3)収納について
 4)入札残・不用額等について

5、中原洋美(日本共産党)「南区」
 1)緊急経済対策事業について
 2)小規模修繕契約希望者登録制度について
 3)低入札について

6、永田雅紀(爽志会)「中区」
 1)里ライフ創生施策について
 2)不用額について
 3)未来エネルギーに関する研究開発の促進について
 4)経済の活性化について

7、三宅正明(新保守クラブ)「安芸区」
 1)翌年度繰越額と翌年度繰越分充当財源について
 2)基金について
 3)市債の実質残高について

8、桑田恭子(ひろしま未来クラブ)「佐伯区」
 1)人件費について
 2)財政再建について

9、母谷龍典(薫風会)「佐伯区」
 1)不正経理問題について
 2)蛍光管の処理について

 以上9人の議員が質疑を行いました。
 碓井議員の質疑の時、「今回の引退表明を市民に説明する必要がある。記者会見をするとか、【ひろしま市民と市政】の【市長日記】に書かれてはどうですか?」という質問に対して市長自ら、「この問題は21年度決算とは関係がありませんので答えられません」としながらも、「記者会見は開くつもりはありません。市長日記については読んでいる市民が非常に少ない。そんな新聞に書くつもりはありません」と答えられました。これまで市民と市政については力を入れて拡充されてきた広報誌です。また、「市長日記」については、税金を使って秋葉忠利をアピールするのかという疑問がある中、ずーと続けてこられました。それを全否定する発言です。一生懸命取り組んできた職員の気持ちをひとかけらも考えていない発言です。過去もありましたが、頭にひらめいたことをその場で口にして失敗したことが多々ありました。もう組織のことは頭の中には無いと思いました。自己弁護だけの三か月になりそうです。広島市の組織崩壊はこの三か月で、増々速度を速めようとしていると感じました。

 9人の議員の質疑の合計時間は9時間50分でした。閉会したのは9時PMでした。長い時間の質疑、発言している方も、聞いている方もご苦労さんでした。

 


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