【市政報告】一般質問 1日目 2010:06:16:06:41:52

2010年6月16日

昨日(6月15日)6月定例会、一般質問 1日目が行われました。

1、谷口 修(自由民主党新政クラブ)【安佐南区】
 1)旧市民球場について
 2)広島駅新幹線口地区整備について
 3)西風新都の整備について

2、田尾健一(市民連合)【安佐南区】
 1)核不拡散条約(NPT)再検討会議の成果と問題点について
 2)情報システムの処理ミス問題について
 3)介護保険制度の成果と課題、今後の取り組みについて
 4)介護保険制度の改革について
 5)子育て支援について
 6)教職員の児童生徒と向き会う時間の拡充について
 7)子どもの貧困対策について
 8)資源ゴミの持ち去り対策について

3、佐々木壽吉(ひろしま政和クラブ)【東区】
 1)経済対策について
 2)オリンピック招致について
 3)視覚障害者の支援について

4、渡辺好造(公明党)【南区】
 1)核廃絶に向けた取り組みについて
 2)入札制度について
 3)公益法人制度改革について
 4)デート(DV)について
 5)公的資金の補償金免除繰り上げ償還について

 以上4人の議員が質問をしました。

 昨日(6月15日)一般質問をしましたが答弁は、全くと言ってよいほどまともな答弁では有りませんでした。それぞれの質問と答弁は後日掲載します。昨日の質問から落とした自転車対策について掲載しておきます。

自転車対策について
 6月2日、東京都江戸川区の葛西駅に日本一の規模の地下駐輪場が誕生したという報道を見て視察に行きました。

 江戸川区では、駅周辺の放置自転車をなくし、安全で快適な都市環境を実現するため、17年4月から「総合自転車対策」を実施しておられます。これにより、放置自転車の台数は大幅に減少したそうです。
 放置自転車は、H13年5 月(ピーク時)に 9,038台でしたがH21年5 月 には429台になり8,609台も減少し、区内12駅の放置自転車が95.3%減少しました。その減少した原因の一つとして近代的な駐輪場の設置があります。
 駐輪場業務は一括業務委託とし、業務内容は多岐にわたります。
 駐輪場の運営・管理業務、駅周辺放置自転車対策業務(啓発・警告札着け・撤去)、撤去自転車保管・返還業務、加えて駅前広場と駅前手洗い所の清掃まで盛り込まれています。市直営から民間に切り替えたことで作業効率はずいぶんあがったようですし、一括業務委託することで委託業者のサービス徹底の中で業務改善が進みました。
 この立体駐輪場は、1基(250台前後)あたり直径7メートルあれば設置できるものでした。さらに地上でも地下でも整備が可能です。登録車は、1ヶ月又は3ヶ月の定期カードを購入し、自転車にはICチップを付け、そのままゲートに置けば、鍵をかけずに施設に入れることができます。
 自転車を入れる時間は数十秒です。また、収納場所のゲートを忘れたり、間違えても、適正なゲートを知らせる仕組みになっています。
 国と東京都からの助成も受け、都市計画施設として整備を行っています。
 葛西駅前広場の地下に自転車9400台、バイク400台を収容し利用率は80%だそうです。

 一方広島市の状況は、平成21年5月調べでは、放置規制区域内の紙屋町・八丁堀地区に1,079台、広島駅等主要駅周辺地区で179台、放置規制区域周辺では1,817台合計3,075台もの放置自転車があります。当局によりますと1割程度駐輪場が不足しているそうです。
 江戸川区の例にあるように総合自転車対策の効果で放置自転車が劇的に減っています。カーボンマイナス70でも「自転車都市広島」の実現として自転車対策は重要施策として挙げられています。また、第五次基本計画で自転車の適正な利用のあり方や走行空間の整備など基本的な方針を示す「自転車利用促進計画」(仮称)を策定するとありますがどのようになっていますか。
 平地部での自転車による観光・自転車専用道路・駐輪場対策・自転車使用者のマナーアップという内容が非常に大事だと思いますが江戸川区の「総合自転車対策」のような内容ですか。
 新天地地下駐輪場・繁華街の駐輪場・各主要駅の駐輪場を江戸川区のような市民に使いやすい・便利な駐輪場に変えて欲しいと思いますがいかがですか。  
 また、レンタルサイクルを利用しての市民活動・観光を推進する必要があると思いますがいかがですか。