【市政報告】予特 勉強会2 2010:02:12:06:34:06
2月9日の13時より勉強会が、財政局長から有りましたが、冒頭、先日から新聞で、予算の内容がこの勉強会より前に報道されたことが問題となりました。今までも何度も、我々議員が知るより早く報道されたことが問題となっていました。その度に理事者は、「何処から漏れたか解らない。今後このようなことの無いように厳重に注意をします。」と答えていました。
今回はひどすぎます。4つの議案が、2月4日までに報道されました。
○「子ども条例の制定にむけた取り組み」
336万1千円(パンフレット作成やシンポジウム開催等)
(今回条例制定の議案提出を時期尚早と見送った)
○旧市民球場の解体費(1期ー広島そごうよりの部分・4期に分ける)
1億3,800万円
(市が現在描いている公園構想ありきで進めていて、市民の賛同を得ていない)
○白島新駅の整備
2億1,694万3千円
(白島新駅の構造的な問題・広島市の交通体系等整理されていない)
(中国新聞)
○広島駅新幹線口地区の整備の推進
保留床取得資金の貸付
40億円
(保留床管理法人ー大和システムに無利子で貸し付ける)
(朝日新聞)
以上4議案です。議会軽視がここまで進んでいるという議論となりました。
そして、2月4日には、マスコミ各社を集めて、平成22年度予算案を説明しています。「なぜ、議員には2月9日からの発表なのにマスコミには前もって発表する必要があるのか」と言う質問が出されました。「量が膨大なので早めに発表をしています。2月9日までは報道を差し控えるように言って有ります。例年もこのようにやっています。」と言う答えが返ってきました。
議員からは「我々も今日1日でこの予算案の説明を受け質疑をする。なんでマスコミだけ優遇するのか、おかしいではないか。マスコミ発表は、我々に説明した後でよいのではないか。マスコミと紳士協定を結んでサービスする時代は終わったのではないか。」という意見が出ました。
その他、沢山の意見が出され、財政局長は担当者と話をしてくるということとなり、一旦、引き上げました。その後、企画総務局長と広報課長を呼んで説明をさせるということで14時から勉強会が始まりました。
企画総務局長と広報係りを呼んでの話し合いで次のことをお願いしました。
・4点の議案のスッパヌキ記事について、調査をして報告をする。
・2月4日に行なった、事前予算説明会について、今後はマスコミサービスを止めて議会説明の後にする。
以上を議会が始まる前に、答えを持ってくるということとなりました。これまでもこのようなことが何度もありました。マスコミは、何処の社より早く(特ダネ)記事にしたいと、日々、競走をしています。我々議員の知らない案件が報道され、また、質問をする状況が沢山生まれています。
今回の予算もそうですが、オリンピック招致に関しても、議会には一切相談もなしにマスコミ発表でした。このように記事にして市民の皆様に認知をさせて、既成事実として誘導をしていくやり方は違うのではないかと思います。市民の皆様に選ばれた議会が、完全に無視されているのではないかと思っています。(議会軽視)
これまで長い慣習で、予算の事前説明をしてきたのだとは思いますが、もうその便宜を図る時代は終わったような気がします。現在の状態は【本末転倒】だと思います。
今回のことで思うことですが、今までもこの事では歯がゆい思いをしてきました。ニュースを、漏らす事が出来るのは、担当局と行政のトップと議会のトップだと思います。犯人探しをするつもりは有りませんが、このことについてはきちっと整理したいと思います。長くなりました、まだまだ書きたいことは沢山ありますが今日はこれくらいにしておきます。
地元(沼田町)の予算掲載につきましては、後日に回します。