【市政報告】文教委員会 2010:01:22:06:48:00

2010年1月22日

 昨日(1月21日)、閉会中の文教委員会がありました。

1、「第2次広島市暴走族追放基本計画」及び「広島市暴走族追放行動計画(案)」についての説明・質疑

  これまで行なってきた取り組みで暴走族が減るなどの一定の効果はありましたが、暴走族と交友したり、い集を繰り返している「暴走族予備軍」、新たに暴走族を結成しようとするなど予断を許さない状況があります。そのため上記表題の計画を平成22年度ー平成24年度を作成し暴走族対策を推進する。

2、「広島市立幼稚園のあり方の基本方向性について(案)」についての説明・質疑

 「広島らしい就学前教育・保育(※)のあり方」の確立に向けて、平成16 年(2004 年)9月に、有識者、幼稚園関係者、保育園関係者などを構成員とする「幼稚園と保育園のよりよい連携のあり方検討委員会」を設置して、「幼稚園と保育園の連携のあり方」や「小学校教育への円滑な移行のための就学前教育の充実」について検討をしました。同検討委員会から平成17 年(2005 年)3月に答申を受け、また、平成20 年(2008 年)1月に「幼稚園と保育園の連携による就学前教育・保育推進計画」を策定しました。
 今年から市立幼稚園の統合や保育園化の検討を始めます。

【視点】
○ 将来的な園児数確保の見込み
・ 園児数の将来推計及び募集地域の就園率推計から検討
○ 園舎等の状況
・ 園舎の改修の状況、教室数、園庭の広さなどを総合的に検討
○ 交通機関の利便性
・ 保護者による公共交通機関での送迎の可否
・ 保護者による自家用車での送迎のための駐車スペースの有無
○ 近隣の幼稚園、保育園の有無
・ 近隣の市立幼稚園との統合や保育園化の可能性
・ 私立幼稚園定員内での市立幼稚園児の受け入れの可能性
○ 地域特性
・ 配慮すべき地域特性の有無など

【留意点】
○ 統合によって削減可能となる市立幼稚園の運営経費については、拠点園の施設整備や調査研究等の就学前教育・保育の充実に活用する。
○ 統合によって空き施設となる幼稚園の園舎や園地の利用については、保育園化や民間移管、地域コミュニティー活動の場としての活用や売却など地域の特性を踏まえ、検討する。

3、 「広島市立小・中学校適正配置計画(素案)について」の説明・質疑

・近年の出生者数の減少に伴い、全国的に小・中学校の児童生徒数が減少しています。

・広島市においても、小学校の児童数はピーク時(昭和57年度(1982年度))の63.1%、中学校の生徒数はピーク時(昭和62年度(1987年度))の57.1%にまで減少し、学校の小規模化が進んでいます。

・こうした学校の小規模化に伴い児童生徒が相互に刺激し合い、切磋琢磨する機会が少なくなることや、選択教科、部活動等において、生徒の多様な要望に十分に応えられなくなるなどの教育面の課題が生じています。

・これらの諸課題に対処し、知・徳・体の調和のとれた教育を推進するため、学校の適正配置に取り組み、適正配置検討対象校の選定基準を広島市立学校適正配置等のあり方に関する検討協力者会議から平成21 年(2009 年)3 月16 日報告を受けました。

 適正配置の対象校の選定に当たっては、本市がめざしている少人数教育の最終目標である全クラス20人程度の学級の実現を前提に、仮に20 人以下学級を実施したとしても、なお小規模となる学校を適正配置の検討対象校とする。
「20人以下学級」で換算した学級数(平成21 年(2009 年)5 月時点)
【基 準】
小学校---1校当たり11 学級以下

中学校---1校当たり 8 学級以下
かつ、将来推計(平成27 年(2015 年)5 月時点)においても上記の基準に該当する学校(小学校140 校)
(中学校64 校)(合計30 校/204 校)適正配置検討対象校小学校 24 校 中学校 6 校

基本的考え方
広島市立小・中学校適正配置計画(素案)
1 適正配置の目的
 近年の出生者数の減少に伴い、全国的に小・中学校の児童生徒数が減少している。
広島市においても、小学校の児童数はピーク時(昭和57 年度(1982 年度))の63.1%、中学校の生徒数はピーク時(昭和62 年度(1987 年度))の57.1%にまで減少し、学校の小規模化が進んでいる。
 こうした学校の小規模化に伴い児童生徒が相互に刺激し合い切磋琢磨する機会が少なくなることや、選択教科、部活動等において、生徒の多様な要望に十分に応えられなくなるなどの教育面の課題が生じている。
 これらの諸課題に対処し、知・徳・体の調和のとれた教育を推進するため、学校の適正配置に取り組み、併せて、限られた財源の中で学校施設の効率的な整備・充実を図る。併せて、限られた財源の中で学校施設の効率的な整備・充実を図っていくものです。

 以上の説明の後、学校統合方式で、中区1箇所・安佐北区2箇所が具体的な校名が提示されました。

中区・・・・基町小学校廃校ーーー統合受け校・・・・白島小学校

安佐北区・・・・井原小学校・志屋小学校廃校ーーー統合受け校・・・・高南小学校

         小河内小学校・久地小学校廃校ーーー統合受け校・・・・飯室小学校